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こんにちは!

受験シーズン、オミクロン株拡大、休校など、子供たちにも親にも結構プレッシャーがかかる時期ですよね。

肌感覚でも、イライラしたり、気分が沈んだり、頭がモヤモヤしたりと、マイナスな気持ちが前に来やすい保護者の方が増えているな〜と感じます。

不穏な事件も多いですし、予期せぬ自然災害、下向きな経済と、自分の力でどうしようもない事柄による漠然とした不安も湧きやすいですよね。

でも、だからこそ、親が人生を楽しむ姿を子供に見せることって大事なんです。

教育家の石田勝紀先生の本に、『同じ勉強をしていてなぜ差がつくのか』という本がありますが、その中に、『物事の抽象化』についての箇所があります。

まだ読んでいない方は、ぜひ読んでいただくと、大人にも役立つ内容盛りだくさんなのでおすすめしたいのですが、今日は、その『物事の抽象化』についてのお話から、親向けに話を展開していきたいなと思います。

人間って、そもそも生まれた時は、『新しい命』として存在しますよね。そして、『◯◯の子供』という存在でもありますね。

そこから、幼児期、小学生、中学生、高校、大学、就職、と大人になる過程で、自分のアイデンティティを認識していくわけです。

赤ちゃんには、自分のアイデンティティという認識はないですよね。

そこから、例えば言葉が話せる年齢になると、自分の名前が言えるようになって、親の名前が言えるようになって、通っている幼稚園や保育園の名前が言えるようになって、自分の好きなこととか得意なことも言えるようになりますよね。

そして、その過程で、親から自分のアイデンティティを知らず知らずのうちに植え付けられたりもします。

というのは、自分は◯◯という名前を持つ一人の人間である、というのが1番のその人のアイデンティティであるはずなところに、親が勉強を強いることによって、学生である自分としてのアイデンティティ、子供(親の支配下にある存在)としてのアイデンティティを強要される、という意味ですね。

それが行き過ぎると、『勉強ができない自分に存在価値はない』という方向に向かってしまうわけです。

いろんなアイデンティティを持っている子の方が、自由に生きることができます。そしてこれは子供に限ったことではありません。

特にお母さんって、望んで子供を授かった場合、子供を身籠った瞬間から、『母としてこの子を守らなきゃ』という気持ちになったりしますよね。

ただ、『母性』というのは人間の本能ではないというのは科学的に証明されているので、母性があるのが当然というわけではないのですが、ただ傾向として母親がそう思う傾向が強いということですね。

そして、出産を機に仕事を辞めたりすると、更に『母としての自分』というアイデンティティがニョキニョキっと出てくるんです。

これ不思議ですよね。

だってもし子供がいなければ、『母親としての自分』は存在しないわけで、その『母親としての自分』というアイデンティティが突起して強すぎると、『子供の母親として以外のあなたってどんな人?』と問われたときに、なかなか答えられないと思うんです。

だけど、子供には、『自分というものをしっかり持ってほしい』なんてチグハグなことを言っちゃってるんですよね。

親自身が、自分軸ってものを持って生きていないと、子供にその姿を見せるって難しいですよね。

父親は、まだまだ家庭以外の場面で自分の存在価値を大きく感じている場合が多いので、

『What are you?』あなたって何?という質問に対して、『会社員です』とか、『社長です』とか社会的地位を答える人が多いのかなと思うんですけど、子供を持つ女性の場合だと、『2児の母です』とか『中学生の子供を育てています』とか子供ありきの自分について答える場合が多くなります。

働いている女性の場合は男性に近い回答が増えますが、

例えば、ある女性が小学校の先生をしているとします。子供(生徒)からすると、学校の先生としてのその人しか知らないわけです。だけど、その人自身も自分に子供がいて、母親かもしれないし、趣味でバンドを組んでいれば、トランペット奏者かもしれないし、スポーツをやっていれば、バレーボールのセッターかもしれないし、その地域では民生員かもしれないし、友達にとっては、いつも励ましてくれる親友かもしれないし、小さい括りで見ても色んなアイデンティティがあるわけですよね。

だけど、仕事をしていない場合だと、どうしても子供の母親としての自分のアイデンティティに重みを置きがちになります。

そうなると、子供ありきの生き方しかできなくなる可能性があるんです。そしてそれが、ついつい子供の行動をコントロールしてしまうということに繋がりやすいんじゃないかなと感じています。

そこで、冒頭にも述べた、『アイデンティティの抽象化』をお薦めしたいと思っているわけです。

どういうことかというと、今自分が、母親として以外にどんな存在であるかを考えてみるということです。

◯◯の母親である

◯◯の娘である

◯◯の妻である

女性である

大人である

社会人である

◯◯県民である

日本人である

などなど・・・最終的には、生まれた時と同じ、一人の人間であるというところにたどり着くわけですが、こうして考える過程で、母親としての自分以外の自分を見つめることができるようになるんですね。

そうすると、何が起きるかというと、自分自身が、子供のこと以外でワクワクできること、没頭できること、目指したいこと、楽しめることなんかが見つかりやすくなって、自分自身の人生を生きることに方向転換できるんです。

今月のMama Cafeでは、この『アイデンティティの抽象化』を実際に一緒にやってみて、それぞれの参加者の方のワクワクできる生き方を発見していきたいな〜と思っています。

【アイデンティティの抽象化レッスン】

こんな方におすすめです。

・子供にこういう風になってほしい、という願望が強い

・親としての自分以外の立場がよく分からない

・常に子供の将来のことが気になる

・自分がやりたいことが特にない

1月26日(水)22時〜23時半

こちらからお申し込みいただけます💁‍♀️

Mama Cafe参加申し込み

この度はMama Cafe(ママのためのライトな勉強会)にお申し込みいただきありがとうございます。今回のお申し込みは【親の感情のコントロールメソッド】1月26日(水)10時半〜12時 【アイデンティティの抽象化レッスン】12月26日(水)22時〜23時半

ママが自分自身の人生を楽しむ、そうすると、子供も自然に変わります♪

一度きりの人生、『ママとしての自分』以外の自分も見つけて楽しみましょう!

こんにちは。

学校も保育園も、完全に通常営業という感じで、子供たちも毎日楽しんでいる様子ですが、皆様のご家庭ではいかがでしょうか?

まぁまぁ、ありますよね、グズって、

「今日保育園行きたくない〜!」と言ってみたり、

「足が痛いな〜。」と言ってみたり、

決して嘘をついているというのではなく、

感情をそのまま口にしているという感じ。

月齢が小さければ小さいほど、子供って頻繁に涙を流しますよね。

うちの子も、小学生はほぼほぼ泣きませんが、

保育園組の二人は、1日に一回は何らかの理由で泣いています。

子供が泣いた時、さまざまな対応の仕方があると思いますが、

子供の涙の原因を知ると、対応の仕方もブレずに済むんです。

子供の涙の原因は大きく分けて二つ。

1つは、泣くことで感情を放出している時。

もうひとつは、泣くことでメリットを得ようとしている時。

泣くことで感情を出している場合は、大いに構ってあげましょう。

兄弟喧嘩で叩かれて痛い時や、塗り絵が上手く塗れなくてイライラして泣いてしまった場合など、寄り添って、よしよし、と抱きしめて話を聞いてあげたり、一緒にやろうか、と声をかけてあげたりすると、子供の心が満たされていきます。

泣くことでメリットを得ようとしている時とはどんな時かというと、

例えば、分かりやすい例で言うとスーパーでお菓子を買ってほしくて足をジタバタさせて泣いたりする場合ですね。

ここでの涙に親が屈して、かわいそうだから、とか、うるさいからという理由で子供が要求しているものを与えると、

親子の立場が逆転し、子供が泣くことで親をコントロールしているという構図が出来上がります。

泣くことで、子供はお菓子を手に入れたかっただけで、悲しみを放出させていたわけではないんですね。

ですから、このような場合は、子供の要求にそのまま答えたり、あたふたするのはNGです。

子供はよ〜く親を見ていますから、親がイライラし始めたな、と察すると、余計に泣き声を大きくして親の反応を得ようとします。

泣いても、要求するものが得られるわけではないんだということを子供に教えるのも親の役目ですよね。

暴力などにおいても同じです。

思い通りにいかなくて親を叩いたり、兄弟を叩いたりすることもあるかもしれませんが、叩くのをやめさせたいからと言って、子供の要求に応えるのは、逆効果です。

その場で諭そうとしても、子供は感情が昂り始めていますから、まずは、小さい子であれば、子供の気を逸らすことから始めてみましょう。

一瞬、「このお菓子が絶対欲しい!」というモードになっている子供でも、親の誘導次第では、次の瞬間に全く別の方向を向いて親のカートを引く手伝いをする係になっていたり、頼んだ牛乳を取ってきてくれたり、親も子も不快な気持ちになることなく次に進むことができます。

実は、この「泣くこと」、を人をコントロールする手段として使う癖がついたまま大人になると、知らず知らずのうちにそれを周りの人にも使ってしまうケースが多々あるんですよね。

1番タチが悪いのが、親が子供に対して使う場合です。

子供が自分の思い通りに動いてくれない時に、叱ったり喧嘩になったりするのはまだだいぶマシだと思います。

ここで、特に母親に多いのが、

「お母さんのせいであなたはそうなってしまったのね。」とか、「そんな子に育てたつもりはなかったのに・・・。」とか、「裏切られた気分だわ・・・。」

とか涙ながらに子供に訴えかけるパターンです。

これは、悲しみの涙を放出させているわけではなく、悲しむ自分を見せて相手をコントロールしようとしているんですよね。

男の子は比較的、「何泣いてるんだ?」みたいに思える子が多いですが、女の子だと、結構ずっしり受け止めてしまう場合が多いんですね。

なんか、絶対親の方が間違ってるという自信があっても、親に泣かれると、心の中に、罪悪感が生まれてしまったり、かわいそうで結局親のいう通りにしたり、「お母さんを泣かせるなんて自分はダメな人間だ・・・」と感じてしまう子もいます。

いわゆる卑怯な涙、人をコントロールするための涙には屈しないことを、親子の共通認識として貫くことが、自分の感情を上手くコントロールできるようになるための一つの鍵になるのかなと思います。

もしこれを読んでいるママの中に、あ〜自分こういうことやっちゃってるな〜と思う方がいたら、ちょっと立ち止まって、なんで自分はそういう考え方になっちゃったのかな〜?って振り返ってみてくださいね。

もし自分自身も親からそういう風にコントロールされてきたのであれば、自分の意志だけでその「呪縛」から抜け出すのってなかなか難しいですよね。

定期的に開催する、Mama Cafeにぜひ参加してみて、ざっくばらんに、お話しする中で、少しずつ自分自身と向き合っていくことができます。

1月はもう後半に入ってしまいましたが、26日に一回開催予定です。オンラインですので、マスクをとって、リラックスしてお話ししましょう♪石田メソッドをもとに、親の感情のコントロールの仕方について学びましょう。

受験シーズンが近づいてきた今、子供たちに伝えたいことを書きたいと思います。

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最近では、『親ガチャ』とか、『毒親』とかいう言葉も飛び交っているけど、そもそも、子供が親を選べないように、親も子供を選べないんだよね。

日本では、結構『家族』って言葉が一人歩きをしていて、家族単位で人を見るから、家族の中で誰かが失敗した時に、親や子供が不要な責任を感じてしまって、その責任を負いたくないって気持ちから、ついつい家庭内で子供を矯正しようとしてしまうんだと思う。

でもね、家族って言っても、一人一人個別の性格や特徴があって当たり前。

家族だから分かり合える、なんていうのは、半分幻想じゃないかな、とも最近思ってる。

私も若い頃すごく思ってたけど、親元を早く離れたいって思ってる子、親からのプレッシャーを窮屈に思ってる子ってたくさんいるんじゃないかな。

でも、それって、ごく自然な感情だってことはわかって欲しい。

だって、人間には自我が芽生えるようになってるし、それを無理に押さえつけようとすると、身体的にも精神的にも負担が増えて、健康に成長するのは難しい。

発散する場所が与えられてない子も多い。

ネットだとそれが比較的自由に出来るよね。

自分の本当の顔や生活を知らない人だからこそ言いやすいこともあるし、なんか、自由になってる感じもするし。

ただ、中にはめちゃくちゃ悪い大人もいて、誘拐に繋がったり、最悪殺されちゃったりもするのは、みんなもニュースで見たことあると思う。

だから、ネットで誰か新しい人と知り合う時は、リアルな友達とか、最低1人にその事について話せるかどうかって考えてみてね。誰にも言えない関係だったら、結構辛いし、自分の中にも何となく違和感があると思う。その違和感は大事にしてね。

違和感って、自分を守ってくれるものだから、何にしても、違和感を感じることって大事にしてほしい。

例えば、親から、自分の心が傷つくことを言われた時でも、違和感を感じたら、それを伝えてみてほしい。それが出来ないと、段々心の中で傷が深くなって、気づいた時には死にたくなる程大きくなってるかもしれない。

色んな伝え方があるけど、例えば、

『お母さんが僕(私)を思って言ってくれてるのは分かるんだけど、その言い方は、自分がダメな人間だって言われてる気がして悲しくなる』とかね。

親も、子供よりほんのちょっと長く生きてるだけで、親になってからの体験は全部子供と同じ期間しかないから、まだまだ、間違っちゃうことたくさんあるんだよね。

だから、子供が正直に自分の気持ちを伝えてくれて初めて気づくこともたくさんある。

中には、伝えても頭から否定される、決めつけられるって経験があって、もう親に心が開かないって子もいるかもしれないね。

そんな時覚えててほしいのは、親は選べなくても、この先親といる時間より自分と他人、親以外と過ごす時間の方が長くなること、そしてその中で、自分の師(先生)となる人や友達は、自分で選ぶことができるってこと。

だからこそ、親から自由になりたい人ほど、勉強してほしい。学びの先に、自由があるから。

親がこう言うから、親から決められてるから、って言ってその通りに生きても、自分の心が自由じゃなければ、それは本当の自由じゃないよね。

本当の自由が欲しい、でも、何をしたいかも分からないって時は、逆に、自分が不満に感じていることをとことん突き詰めてみて。そしたら意外と、同じようなことで困ってる人達が周りにもいたりして、どうやってその不満を解決するかのヒントも持ってたりするものなんだよね。

こんなものがあればなぁ、、、って思うものにこそ、人のためになるヒントがたくさん隠れてるから、何も前向きに学びたいことややりたいことがなくても全然大丈夫‼️

もう一つ忘れないで欲しい事がある。

それは、一人で頑張る強さよりも、助けを求めることが出来る勇気の方が大事って事。

これは私が大好きな歌の歌詞にもあるから紹介しておくね。

人間って歳を重ねれば重ねるほど、なぜか一人で何でも解決しようと頑張るんだけどさ、人間は頑張らなくても、一人なんだよ、死ぬ時。でも、その時までは、一人では生きていけないのが人間なんだよね。他の動物は、数ヶ月から数年も経てば大人みたいに生きていくけど、人間は一人じゃ生きていけない期間がすごく長い生き物。

本人が自覚してるかどうかは別として、どんなにすごい力がある権力者だってお金持ちだって、一人じゃそうはなれないもんね。その人を助けてくれた人達がいて、その人の会社の商品を売るにしても、作ってくれる人や買ってくれる人がいないとその人はお金を稼げないわけで。

一人で強がるよりも、自分の弱さを知ることが出来る人のほうが、人にも優しくなれるし、自分にも優しくなれるし、無理しなくていいから、楽に生きられる。

人間は、弱いけど、そういう意味では、とっても強いと思う。

あなたも、もしかすると、自分はすごく弱い人間だって自分で思ってるかもしれない。

逆に、自分は誰の助けもいらない、って感じてるかもしれない。

どっちの自分も、大事にしてあげてね。

助けは、一度では見つからないかもしれない。

声は、一回では届かないかもしれない。

でも、あきらめないでほしい。

絶対に、あなたがいてくれてよかった!って思ってくれる人が現れるから。

それは、受験で成功したから、とか、いい成績を取ったから、とかではなく、あなた自身が喜びを感じて出来る何かに本当に出会えた時、自然にそれを周りにも共有できるようになるってこと。

それは必ずしも仕事ではないかもしれない。

学校のクラブ活動かもしれないし、ネットゲーム仲間かもしれないし、同じ趣味を持つ人が集うグループかもしれないし、ボランティアかもしれないし、色んな場がある。

受験の結果や学校の成績ではあなたの価値は決まらないってことは、断言できる!

私は10代の頃散々死にたいと思って失敗した事もあるし、なんだか、分厚い瓶の底に取り残されて、外には自分の声なんて届かないみたいな気持ちになった事もあるし、永遠にこの暗いトンネル抜けられないんじゃないかと怖くなった時期もあったけど、ある日抜けて初めて、『生かされてる!』って感じた。それまで20年以上かかったけど、そこまで耐えた価値はあったと思う!

そして、大人になったら、誰も出身高校とか、ましてや出身中学とか聞かないから。

大学さえ、これからは、難関大学出てます、って言っても、『うん、それで?何が出来るの?』って言われる時代がもうそこまできてる。

だから、全力で、自分の心が熱くなる事を、10代、20代のうちに見つけて、全力で駆け抜けてほしい!

年取るとね、集中力とか、選択肢とか、本当にどんなあがいても少なくなるの!

それを知ってるからこそ、親は口うるさく言っちゃうの、伝え方が下手くそなだけで😂

どうせみんないつか死ぬんだから、そしてその時は選ぶ必要ないんだから、その瞬間まで、楽しめること探し続けよう!

私はもうすぐ40歳なるし子供も3人いて、これから自分がやりたい事やろうと思っても、体力も減る一方(お肉は増える一方😂)だけど、まだまだ進むよ!

私が好きな、ゲイリーヴェイナチャックの言葉。

“Fuck yesterday. Learn from it but don’t allow it to affect tomorrow.”

過去に囚われるな。過去から学んでも、明日に影響させてはいけない。

失敗した、と思ったら、前に進むしかないの。そこから学ぶことだけを学んで、そこにとどまらないこと。

自分の失敗をずっと許せないのって、案外自分だけだから。

長くなってしまったけど、受験を控えてる子は、風邪とか体調管理には気をつけてね!

睡眠、運動、何か自分が楽しめる事をする時間、を大事にしつつ、これから自分自身と向き合ってみて下さい!

以上、おばちゃんより応援メッセージでした📣

新年明けましておめでとうございます。

多分、これは私だけじゃないと思うのですが、実は新年だから特別な気持ちになるということがあまり無く、淡々とまた時を刻んでいっているという感覚で、目標も、新年だから立てるというよりは、始めたところからの続きをコツコツ積み上げ続けるという、そんな感じの年明けを迎えました。

ただ、昨年の振り返りはやっていて、やはり昨年成し遂げられたこと、始められたこと、気づけた事、新しい人間関係など、まとめると、感謝と学びの一年だったなと思いました。

今年も引き続き、コツコツ日々の学びを重ね、インプットアウトプットを繰り返していき、小さな形でも周りに貢献できることをしていきたいし、人としても成長したいなと思っているところです。

子育てにおいては、今年も、子どもたちと共に色んなことを体験し、学び、一緒に成長していきたいなと思っているわけですが、やはりその為には、子供達との物理的な時間、雑談、観察が鍵になってくるのかなと考えています。

皆さんにも試して欲しいのが、一回、1日とか半日子供といる中で、子供が何回自分のことを呼んだり、話かけてきたりするか、数えてみることです。

子供が小さければ小さいほど、ママー、お母さんー、見てー、ねーねー、こっち来てー、聞いてー、と話しかけてくる回数は多いと思いますが、実際その中で子供の呼びかけに応えてしっかり話を聞いたり一緒に何かをしてあげられるのって、多くて50%ぐらいじゃないかと思うんですね。

でも、子供に向き合う機会が多ければ多いほど、子供ってこちらの話もちゃんと聞いてくれるようになるんです。

親は、子供が自分に話しかけている内容は大したことじゃない、と無意識に思ってしまいがちですが、自分が話しかける時は、何かをして欲しい時ややめて欲しい時なので、聞かないと感情的に怒ってしまったりもしますよね。

でも、子供にとっても、自分が親を呼んでいる時は、大人と同じくらい、大事な用事のつもりで話しかけているわけです。

それを軽くあしらわれると当然イライラするし、不満も感じます。

自分の話は聞いてくれないのに、注意する時だけ話しかけてくる人って、嫌ですよね😅

そして、子供に注意する時だけ話しかけたり、間違ったことをしていないか、勉強や食べ方が『ちゃんと』しているかどうかを基準に子供を観察していると、子供のちょっとした異変やSOSに気付きにくくなります。

普段から、子供は自分に何を伝えようとしていて、どんな態度でアプローチしてくるのか、そしてどんな時にどんな態度を取るのかなどを日常の会話を通して体感しておかないと、それらの小さな変化に気づいてあげるのは難しいと思います。

友達だってそうですよね。学校で、毎日会って、毎日話しているから、何かちょっとした変化にも気づいて、声をかけたりするわけで、自分の言いたいことだけを言って相手の話を聞いていなかったらその子が困っていても気づけないし、逆にすごく会話の多い友達だと、LINEの返信の仕方とか、タイミングとか、ちょっとした雰囲気の違いとかで、なんかあったかな?って察することができるのです。

大半の人は、会話なしに相手の心を読み取ることは出来ないので、子供達に対する正しい対応を知りたいと思うのであれば、やはり、まずは子供の話に耳を傾けること、子供を本当に『観る』事が大切なのだと思います。

この『観る』が『見張る』にならないようにするには、子供に対しての不安感をワクワクに変えなくてはいけません。

自分が不安を感じているうちは、どう頑張っても、ついつい子供の言動をコントロールしたり誘導したりしがちです。

でも、会社に1人はいる『お局』のように見張られていることを、子供は必ず感じ取っていますし、誰でもそうなように、当然居心地は悪く、その人のことを信頼するのは難しくなります。

この子はどんなことを楽しいと感じて、悲しいと感じるのか、どんなことにワクワクして、どんなことに興味がないのか、どんな時にイライラしがちなのか、何をしたら立ち直りやすいのか、など、正解がないからこそ、興味津々に観察しています。

兄弟でも、同じ環境で育てていても、元々の性格や個性は全く異なるので、もちろん対応の仕方や気分の上げ方も変えていかなくてはいけません。

だからこそ、子育てって、最高に面白いなと思うんです。

こんな間近で人間観察出来るなんて、しかも、これから沢山成長して、人格形成されていって、大人になる過程を見られるなんて、まさに親の特権ではないでしょうか。

血が繋がっていてもいなくても、子育てをする人全てに共通する事だと思います。

子育てに行き詰まったように感じる時、子供についつい嫌味を言ってしまう時、子供の信頼を失ってしまっていると感じる時、一回、子供を観察してみましょう。

子供が何をするか、what を見張るのではなく、どんな風に、howを見るようにしてみると、きっと、新たな発見がいくつもあると思います😌

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自分は今どんな子育てをしているのか、自分自身ではなかなか気づかないことも多いです。

Mama Cafeでは、他のママたちの話も聞きながら、自分のモヤモヤをシェアしたり、体験をシェアしたり、毎回1つのテーマに沿ってゆる〜くお話をして、学び、また新たな気持ちで子供に向き合えるようになる場です。

それぞれ違う場所にいながらオンラインでも参加可能ですので、どうぞお気軽にご参加くださいね(^_^)

1月のMama Cafeは、英語を勉強したいママ向けに、英語でMama cafeをやってみたいと思います😊日本語より英語の方が感情にフィットする表現が出来たりもしますので、もし英会話も同時に学びたいなというママさんはぜひご参加下さいね😊

日程は今週中にお伝えしますのでお待ちください。

ママが家以外のコミュニティで元気チャージをして、家族の元気につなげましょう💖

2021年ももうすぐ終わりですね。

この1年は、今までで1番時の流れが早く感じられた一年でしたが、皆さんにとってはいかがでしたでしょうか?


さて、受験生にとっては、年末年始もなかなか心休まらないのではないかと思いますが、今回は、そんな受験生を持つ親が、子供にしてあげられることってどんなことがあるだろう?と考えてみたいと思います。


私はまだ子供たちが小さいので、自分が学生の頃を思い返したり、英語の生徒さんたちや周りの保護者さんたちのお話を踏まえた内容になります。


受験って、入試1発勝負ということもあり、どうしても色々な不安が付きまといますよね。

受験生本人は、当日の試験の出来がどうかという点に意識が集中しがちでも、親から見ると、その日までをどう過ごすか、健康状態はどうか、メンタルの保ち方はどうか、など、試験当日までの子どもの姿が逐一気になるところだと思います。

でも、親が不安を全面的に出して「〜大丈夫?」「もっとこういうやり方の方がいいんじゃない?」とあれこれ口を出してくると、なんだか、信頼されていない気持ちになったり、既に自分の中でも不安に感じている気持ちがもっと大きくなってしまったり・・・そして売り言葉に買い言葉で不毛な口喧嘩に発展・・・という話もよく耳にします。


中学受験までは、ある程度親のサポートが必要かもしれませんが、高校受験以降は、手放しが1番いいと思います。


自分だったらどんなサポート体制だったら嬉しいかな、と考えたら以下のような感じになりました。


1)日常的に受験以外の雑談をする

2)さりげなく食事の内容が、健康に気を使うもの(それについての言及はなし)

3)子供が進みたい方向に関する職業や関連する出来事に関する話(あくまでさりげなく)

4)とにかくネガティブな指摘を一切しない

5)一緒にいる時間に、子供から話しかける雰囲気・空気づくり

6)身の回りの勉強しやすい環境を整える(生活環境・勉強しやすい環境)

7)息抜きの提案

こんな感じですが、

あくまで、自分はマネージャーであり、スポンサーではないという視点が大事かなと思います。選手の進みたい方向、選手の努力、選手の意欲・・・選手自身の決断を尊重し、あれこれ指示することはしないスタンスですね。ただ、選手の進む道に沿った適切なサポートや声かけをする存在、それがいいマネージャーだと思います。

親がスポンサーになってしまった途端に、利害関係が発生し、家庭は塾や学校と同じようなピリピリした空気になり、子供が息抜きできる場所ではなくなってしまいます。

あと、よく話に聞くのが、親が自分が良いと思う安定の職業を頭の中で描いていて、その職業に向かって子供を勉強させ、それに従っている時のみ応援するパターンです。

これは単純に、親の知識不足が原因だと思うので、これからの時代は特に、親が常にアップデートしていかなければ、頓珍漢で時代錯誤なアドバイスを子供にしてしまう可能性がありますよね。

10年前、20年前の社会情勢をもとに今の子供達の将来像を描いても、まず上手くいかないということを親が知っておくべきだと思います。

例えば、受験状況ひとつとっても、今のように受験戦争が活発化した背景には少子高齢化が絡んでいたり、親の収入格差が絡んでいたりと、社会情勢の中の一部に受験もあって、それらによって状況は左右されているということ。

そういう全体像が見えることで、価値観が勉強を基準にしたものだけでなくなり、これからの社会で幸せに生きていくにはどういう生き方がいいのか、どんな人間性が社会から必要とされるのかなど、もっと広い視野を持って子どもの受験を捉えることができるのかなと思います。


ガミガミ小言は言わずに、でも放置するわけでもない、というのはなかなか難しいかもしれませんが、今まで取材してきた家庭のケースを思い起こしてみても、親の小言に従って動いた子は、自分の行動に責任が取れない人間のまま社会に出ていき挫折し、そこでもまた他人のせいにして引きこもったり心を病んだりするケースが多いように思います。


今は幼稚園や小学校の頃から、親が仕向けるままに塾に通っている子も多いですが、逆の視点で見ると、塾など勉強を提供される場以外では勉強したいという意欲を持って自ら学ぶというチャンスが与えられていないとも言えるのではないでしょうか。

子供が自分の意思を恐れずに親に言えることって、とっても大事なことだと思うのです。

その、自分の意思を伝える機会さえ与えられない子は、気づいたら誰かが敷いたレールの上を歩いていて、「何かをしたいという意欲」という、人間として生きる糧になる要素を奪われている可能性があります。

意欲がわかないということは、当然目標も持ちにくくなりますし、何のために学ぶのかということも分からなくなりますし、勉強そのものが苦痛でしかなくなってしまって、とにかく受験に受かることだけが全てだという思考になりがちで、そういう子供たちが増えた結果が、日本の10代の自殺率の高さにも表れ続けているように感じます。

文部科学省が2021年10月13日、「令和2年度(2020年度)児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果を公開しています。小・中・高等学校から報告のあった自殺した児童生徒数は、前年度(2019年度)比98人増の415人で、調査開始以降最多となっています。

注目すべきは自殺した児童生徒が置かれていた状況(複数回答可)、つまり自殺の直接的な原意につながる状況です。1番多いのは「不明」で218名ですが、ついで、「家庭不和」53人、「精神障害」46人、「進路問題」44人、「父母等の叱責」33人、「友人関係(いじめを除く)」25人等となっています。

子供が自ら命を絶つ原因に、進路問題や父母などの叱責がこんなにも関わっているというのは、大人がもっと深刻に捉えるべき事項だと思います。

子どものうつ病も、大人とは違う形で増えていることも分かってきています

もちろん、親が自分を責めても何の解決にもなりませんので、いつも書いている通り、まず親自身が自分自身と向き合い、何を不安に感じていて子供にその不安をぶつけてしまっているのかを発見していくことがまず第一歩としてできることかなと思っています。


先に、親にどんなサポートをして欲しいか書きましたが、逆にこんなことはしないで欲しいということも書いておきたいと思います。

1)批判する

2)他人と比べる

3)放置する

4)恩をきせる発言(金銭面、親が犠牲にしていることなど)

5)成績がいい時だけ褒める


子供は、親のプライドを満たす道具ではありません。小さい頃から子供自身が嬉しいことよりも親の目線で「成功」と判断することを褒められてきた子は、自然と、親の期待に応えなければいけない、親をガッカリさせてはいけない、親の期待に沿えない自分はダメな人間なんだという思考に陥りやすくなります。

親はあくまでも、基本聞き役に徹して、子どもが日々の出来事や自分の考えについて話すのに耳を傾けること。子供が自分の意見を自分の言葉でアウトプットする練習は、家でさせてあげなくてはいけません。それができずに親が話す割合の方が多いと、親はなかなか子どものちょっとした異変に気づくことができにくいとも思います。

もし子どもの様子が変わったなと(イライラが増えたり、眠れないことが増えたり、攻撃的になったりなどが急に増えた場合など)感じた場合は、「大丈夫?」といきなり聞くのではなく、話しやすい環境やタイミングを見計らった上で、「最近はどんなところが勉強はかどるの〜?」とか「なんか集中におすすめの音楽ある?」とか、「大丈夫」という答えだけで終わらない、子どもの言葉を引き出すような質問をして話を進めていくのがいいかなと思います。


まとめると、受験は一つの通過点でしかないということ。子ども自身が目標を持って受験に向けて頑張っているのであれば、それをサポートして、応援してあげて、その一方で、日常的に受験というものの人生における割合の小ささについても話をして、受験の結果で人生が決まるわけではないという認識を共通認識として持っておくこと。

どんな結果でも、結果にとらわれず、その先にある子どもの人生を見てサポートし続けてあげること。

やっぱり、親自身がまず自分自身と向き合って、何を大切にして生きるのかという、全ての行動の根底になる軸を見つけていくことが、子どもの受験に付き合う上でも大切なのかなと思いました。

もうすぐ2学期も終わり。

通知表をもらって帰ってくる日が近づいてきました。

2020年度から、通知表は相対評価から絶対評価に変わっています。

私たちが子供の頃は相対評価で評価されていましたが、当事者としては、Aをもらえる人数が決まっていたなんて、知らなかったのではないでしょうか。

子供心に気になっていたのは、AとかBの数ではなく、それに対する親の反応、親からの評価だったように思います。

1教科以外は全てAだったとして、

「すごいじゃん!」と言う親もいれば、「なんでオールAじゃないの?」と言う親もいるでしょう。

オールCでも、「伸びる可能性たくさん!」と思う親もいれば、「うちの子はダメだ・・・」と落胆する親もいます。

今回保護者に知ってほしいのは、通知表の付け方は、学校や先生によってばらつきがあり、子供を評価する材料としてはあまり気にしない方がいいということです。

まず、絶対評価に変わったとはいえ、学校によっては先生達にある程度の平等さを求め、先生によってAの数が多すぎたり少なすぎたりしないようにバランスをとっているところもあるようです。

先生達の中にも、学校からの指摘を避けるために無難な評価をすることを無意識のうちに意識してしまう人が少なからずいます。

ただ、各科目の3つの評価には優先順位があり、一番上の項目は「知識・技能」、二番目が「思考・判断・表現」、最後が「主体的に学習に取り組む態度」となっています。

それまでは、「興味・関心」「思考・判断」「技能」「知識」の4つの基準に基づき評価していたのが、2020年度からは、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つに変更となりました。

「知識・技能」と「思考・判断・表現」については、純粋にテストの点数をもとに通知表作成ソフトで評価を出しているので、先生個人の主観よりも、より客観的な視点で評価されていると言えます。ですので、通知表を見るときは、一番上の項目「知識・技能」を見て子供の現状を見るのがよいと思います。

とは言え、A,B,Cや◎,◯,△の3つしかないと、Aを期待する親としては、Bがすごく劣っているように見えてしまうかもしれません。

でも、Aは割合的に90%以上の点数をとっている場合のみにつくことが多いので、非常にハードルが高いと言えます。ですので、一番上の項目はBが多くても、一喜一憂することはないと思います。


そして、最後の基準判断「主体的に学習に取り組む態度」って、評価がとても難しいと思いませんか?

「主体的」をどう見るかには、評価する側の主観がかなり関わってきますよね。

発表を多くする子を主体的と判断する先生もいれば、黙々とノートをびっしりとる子を主体的に学習に取り組んでいると評価する先生もいます。

文科省によると、この「主体的に学習に取り組む態度」と言うのは

「教科の学習を通じて、それを身につけるために粘り強く取り組み、学習を調整しようとする態度」

とありますが、一般的に「主体的な子ってどんな子?」と聞かれて、「粘り強く取り組む」とイメージする人はあまりいないのではないでしょうか。

先生も人間です。新しい基準に沿って評価しなくてはいけないと頭ではわかっていても、教師歴が長ければ長いほどそれまでの評価の仕方から切り替えて子供を見るというのは結構ハードルが高い至難の業に思えます。


このように、小学校での評価の仕方について親が知っておくことで、無駄に子供を批判したり、嫌味を言ったり、A,B,Cや◎,◯,△の一つ一つの数を数えて一喜一憂することを減らすことができるのではないでしょうか。

ただ、Cをつける割合は、Aよりもずっと低く、相当点数が悪い場合なので、もしCが頻繁についているのであれば、子供を怒るのではなく、「何か困りごとがあるのかな?」という視点で声をかけてあげるといいですね。

でも基本的には、小学校の通知表で子供を評価するということは、親はしなくていいのではないかというふうに私は考えています。

6年生でも、この世に生まれてまだ11,2年。自分の頭で考えて行動するようになってからだとまだ6,7年しか経っていません。

多くのことを身につけていくウォームアップの段階です。この段階では、いかにリラックスして心を整えることができるかに重きを置く方が、実際に走り出した時に成果が出やすくなると思います。

自分の子供がどんな教科に興味があって、どんなことが苦手なのかな?ということを知る道具の一つとして捉えるぐらいにしておいて、基本的には、引き続き、日々の子どもとの関わりを通してその子の良さを伸ばしてあげるといいですね。

子ども自身が、評価を見て「次はAが増えるように頑張るぞ〜!」と言っていれば、「そういうふうに感じる前向きな気持ちが素晴らしいね!」と素直に褒めてあげたいですね。

通知表の評価を全く気にしていないようであれば、「他人からの評価を過度に気にしないところが素晴らしい!」というのもその子のいいところなので、ぐちぐち嫌味を言うのはグッと堪えて、どんと構えましょう。


もしかすると、気にしてないと言うよりは、自分の可能性を知らないだけだったり、いい成績を取った時(物事を達成すること)の喜びや達成感を知らないだけかもしれません。

通知表を見たときは特に中身で一喜一憂するのではなく、それよりも子供がどんな様子や態度でその通知表を手渡したのか、そして子供自身がどんなコメントをするのかの方を見て、聞いてあげるといいですね。

子供にとって大切なのは、「親から自分のことを通知表を基準に評価されないこと」だと思います。

先生は、現状の子供を見て評価するしかありませんが、親は、自分の子供が小さい時からの成長を見ています。

最初からスペックが高い子もいれば、そうでない子もいます。最初からスペックが高い子がAを取るのにそんなに努力は要しませんが、低い子がAを取るのには、ものすごい努力を必要とした可能性があります。それなのに、親もAという評価しか見てくれないとすれば、子供にとってはとてもしんどいなぁと思います。

そして、小さな頃から励まされて育ってきた子がする小さな努力よりも、小さい時から劣等感を抱えて生きてきた子供がする同じような努力の方がエネルギーを必要とするのです。

人それぞれ、成長のスピードも、得意なことも、不得意なことも違って当たり前。

親からのポジティブな返答は、大きくなっても覚えていないと思いますが、ネガティブな反応はチクッとする心の傷として、大人になっても忘れずに残るものです。

どんなに頑張っても自分に満足できない、承認欲求の高い人間に育ってほしくなければ、今週通知表をもらってきたとき、嫌味は言わずに、子供の視点に立ってコメントするようにしてみてくださいね。

今日は、私が母親として大切にしていること、ブレないように心がけていることをシェアしたいと思います。

一つ目は、自分自身の人生においての、人としての生き方を常に見直すこと。

極端に言うと、子供がもし産まれていなかったとしても、この部分は同じだっただろうな、というような部分です。

長い長い歴史の中の一瞬に生かされて、しかも日本という自由な生き方をゆるされている国に生きられている。そんな中で、自分はどういう風に生きるのか。何を大切にして生きるのか。どんな時間を過ごすのか。誰と時間を過ごすのか。次の世代のために自分が大人として出来ることは何か。などなど、自分の人生についての課題は山ほどあります。

それらに向き合いながら、今日また生かされている!さあどういう風に過ごそうか!?と考えるだけで、意欲が湧いてきます。

もちろん毎日毎日そんな風にはならないけれども、ルーティン化すると、無意識にこのような思考になりました。

二番目に、人の話を聞くこと。これは、自分の子供の話だけではなく、全般的に、人の話をちゃんと聞くという意味です。

コミュニケーションは、相手の考えを知ることと自分の考えを伝えることで成り立ちますよね。

親の立場では、圧倒的に伝える時間が多くなりがちですが、子供との関係においては伝える以上に更に大切なのが、聞くことだと思っています。

更に言うと、ただボーッと子供が話してくるのを待つのではなく、たくさん質問を投げかけることをしています。

小さい子であれば、『今日はどの服着る?』といった簡単な質問から、『何食べたい?』『今日の気分は何色?』など、たくさん質問します。

会話が多い方が、結果的に育児ストレスが少なく済みます。

大抵親が子供に小言を言ったり、情緒任せに叱ったりするのって、子供の考えてることが分からず、行動だけが目についている時だと思います。

例えば、ゲームばかりして、勉強しない。

親には、勉強をする『べき』時に勉強せずに、する『べきではない』ゲームをしている、ということだけしか頭に入っていません。

でもここで、前もって子供と『7時までゲームしてから勉強するね』という会話があったとしたら、6時半の時点でも6時50分になってもゲームをしていても、さほど気にならないですよね。

子供と雑談を沢山していると、怒るということが本当に減ります。こらー!っと冗談ぽく怒ることはあっても、相手の心をズタボロにするような怒り方はしなくなると思います。

多分旦那さんともそうじゃないかなと思います。

会話がないから相手の気持ちが分からない。分からないから、察してほしいという甘えが先に来ればイライラします。

旦那さんとなると相手はもう大人なので、いきなり会話を増やすというのは難しいかもしれませんが、子どもは親の仕掛け次第で沢山自分の意見を共有してくれます。

人は本来、共感してほしいと感じる生き物ですからね。

だから、子供に沢山質問をしたりして、子どもの頭の中にあるものを話してもらい、それを聞くようにしています。


三番目に、子供の友達を大切にすること。

子供たちっていうのは、よっぽど親が強烈だったり、暴力的だったり、不安定だったりっていう場合を除いて、親の影響を受けて育つのって、小さい頃だけですよね。

家庭内より社会的環境で生活することが増えてくるため、親より友達や先生からの影響を沢山受けて成長するようになります。

好きなテレビ番組や有名人も、親が見てほしい番組よりも、友達と話題によく出る番組に興味を持つことが増えてくるし、考え方や価値観も、自分の家庭とは違う環境で育った人たちと関わる中で変わってきたりします。

親が、いつまでも自分の手の中で子どもを育てようと躍起になっているうちは、例えると、子供は既に羽を持っていて飛び立つ準備ができているのに、猫に食べられるのが心配だからカゴの中に閉じ込めている状態が続いてしまい、結果的に子供は飛び方が分からなくなり、カゴから出られなくなる状態になってしまう可能性があります。

親は、自分の子供の将来が心配な場合は特に、子供の友達が家に気軽に来やすい環境を作るといいんじゃないかなと思います。

子供は友達と多くの時間を過ごします。勉強においても、私生活においても、友達の影響は大きいです。もちろん、1人を好むタイプの子はその限りではありませんが、もし友達と過ごすタイプの子であれば、友達を知ることが自分の子供の状態を知る機会にも繋がります。

どんな友達と付き合っているのか、楽しそうに生活できているのか、勉強に対してどんな向き合い方しているのかって言うのは、本人だけを見るよりも、子供の友達との付き合いから分かることがあります。

私の子供達の友達たちは、私のことをみんな名前で呼びます。しかも敬語は使いません🤣

子供の友達が遊びに来たいとき、用事がない限りは大歓迎。常に綺麗にしなきゃとかいうストレスはなくて、その代わり、子供には、自分の友達を呼ぶなら嫌いにしておきなさいねと言います。遊んだ後の片付けはみんなでやります。

子供も、自分の家に友達を呼べるっていうのは嬉しいんですよね。もちろん、遊びに行くのも好きです。学校以外の環境で友達と遊んだりすると子供たちの目はキラキラしています。

先日娘が、『なんでママは私の友達を家に呼んでもOKなの?』と聞いてきました。

『◯◯の友達だから、大切にしてあげたいからだよ。◯◯が大事な人はママにとっても大事だからだよ。』と答えました。

自分が大切な人を親も大切にしてくれることで、自分が大切にしている価値観や夢や目標も認めてくれていることを感じやすくなると思います。


以上三つが、私が子育てにおいてブレないようにしていることです。

色んな環境や仕事の仕方、親自身が持っている価値観などそれぞれですので、あくまでこれは私が大切にしていることで、他の人には当てはまらないかもしれませんし、これが正解ということでは全くありません。

知りたがりなので、皆さんは、どんな事を大切にしているか、よかったら教えて下さい😊

突然ですが、保護者の皆さん、自分の良いところ、悪いところを挙げてみてください。

今パッとですが、良いところと悪いところ、どちらが早く思い浮かびましたか?

日本には謙遜の文化がありますので、もしかすると、悪いところの方が先にいくつも思い浮かんだ方の方が多いかもしれません。

では、質問を変えてみましょう。

みなさんは、自分のことが好きですか?

え、それってナルシスト?

と思われたかもしれませんね。

では、言葉を変えてみましょう。

自分のことを、認められていますか?

自分を認めるってどういうこと?

と、答えられないかもしれないですね。

でも実は、今あげたような質問は、子育てにおいてはすんなりと受け入れがちなんですね。

「子供の良いところ悪いところ」もすぐに挙げられるでしょうし、

「子供のことが好きですか」にも答えられるでしょうし、

「子供のことを認められていますか」も、最近特によくある質問ですよね。

でも私が最近の教育本関連で十分に発信されていないなと感じるのが、親自身のメンタルや心の状態なんです。


子供に対するアドバイスを求める親は山ほどいますが、子供に対するアドバイスを得てもうまくいかない人も沢山います。

その原因について考えたことがありますか?

私が見ている中では、親が自分の人生を生きれていない、というのが一番の原因だと思います。


わかりやすく言うと、子供が犬を飼いたいと言ったときに、

「自分の世話もちゃんとできないのに犬なんて飼えるわけないでしょ!」

と言う感じ。

自分の宿題や生活一般のことが出来てない子供には、犬が飼えるはずがない、ちゃんと面倒見られるはずがない、と思う気持ちは分かりますよね。

犬を飼うノウハウなどを子供が勉強したとしても、もしその子がいつも気性が荒かったり、犬に八つ当たりしそうだなと感じたり、自分自身のことはほったらかしになりそうだと感じたら、きっと、飼うのをためらいますよね。


今のは子供をペットと同じように喩えているわけではなく、感覚としての例です。

でも子育てでも同じことが言えるのではないでしょうか。

子育てのノウハウについては本やネットで情報を十分に得ている。子供の困りごとへの対処法(犬で例えるならおトイレなどの躾の部分)も学んだ。食事など身の回りの世話も十分にしてあげている。

それなのに子供は自分に反発ばかり・・・。

情緒が不安定だったり、八つ当たりしたり、子供のことで頭がいっぱいで自分のことが蔑ろになっていたり・・・

もし心当たりがある、という方は、一度自分自身の人生について考え直してみてください。


あなたは、自分自身の今の生き方について、どう思いますか?

あなたは、今の自分が好きですか?

あなたは、これから、どう生きたいですか?


日本では、子供を産んだら、特に母親の人生が子供の人生と同化しがちです。これはとても危険なことだと危惧しています。少子化や核家族化で、自分と子供だけの空間が増えてしまった今、その状態は以前よりも深刻化しているように見えます。

自分自身の人生を生きる、と言うのは、好き勝手に生きると言うのとは違います。

「じゃあ、私は自分の稼ぎは全部自分で使いますね!」とか、「私は私の人生を楽しむので、食事の準備も子供にさせます。」とか、そう言うことではもちろんないですよね。

英語には、「子育て」にあたる言葉がありません。その代わりに、「親業」という言葉があります。これを"Parenting"と言います。育児も子育ても、自分という人間の生業の一つであるという考え方です。ですから、例え専業主婦でも、親業があり、自分自身が興味を持っていることに対する学びをする自分の時間があり、趣味があります。


現代の親は、「親はなくとも子は育つ」と自分に言い聞かせるくらいが丁度いいのではないでしょうか。

ペットにとってのいい飼い主とは、ペットが気持ちよく寝ている時に叩き起こして餌を与えたり、ボール遊びが大好きなのに、調教のように同じ動作をずっとさせたりする人ではないですよね。

必要な時に、必要なものや空間を提供してあげて、子供が快適にのびのびと成長できる手助けをすること、またそういう存在でいることが、親が唯一できることで、21世紀を担う子供たちに必要な保護者の姿ではないかと思います。


親自信が自分のことを認め、自分自身の人生を生きる時、子供はその背中を見て、自分もこんな大人になりたい!と思うのだと思います。


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12月は、以下のテーマでMama Cafeを開催予定です。

【自分の子育て不安要素を見つけよう】

12月1日(水)10時半~12時 

12月15日(水)13時~14時半

子供のためにあれもこれもしてあげたいという気持ちが募り、空回りしてしまったり、子供との関係がギクシャクしてしまったり、何かわからないけどモヤモヤ、焦る気持ちがあったり・・・そういう時は、一度自分の気持ちを口に出してみて、他の人の話を聞くことで、自分が本当に不安に思っていることは何なのかが見えてきます。根本的な不安要素を見つけると、生活の中での対応の仕方も変わってくると思います(^ ^)

【親の感情のコントロールメソッド】

12月9日(木)22時~23時半

12月15日(水)10時半~12時

ついつい感情的に子供を叱ってしまう。そんな体験は誰でもあると思います。ただ、毎日、ずっとだと親も子も疲れてしまいますよね。自分の心を楽にするためにも、具体的にどうやって感情のコントロールをしていけるかについてお話ししましょう(^ ^)

【年長さんの就学準備において親ができること】

12月7日(火)11時~12時半

12月16日(木)11時~12時半

この時期、小学校受験の話題は多いですが、お受験関係なく、小学校に行くとガラッと環境が変わります。「ワクワクドキドキ」のいい面もある一方で、いきなりガラッと環境が変わることで適応が難しい子もいますよね。特に、保育園から小学校となると環境の変化も大きいと思います。この月齢の子どもたちが、何ができて何ができないのかを知っておくことで、できないことに対して不要な小言を場当たり的に言わずに済みます。就学を控えているお子様がいらっしゃるお母様におすすめです♪

お申し込みはこちらから

https://ws.formzu.net/fgen/S73281344/




勉強時間や、睡眠時間、ゲームをする時間、動画を見る時間、スマホを触っていい時間や閲覧内容など、子供と一緒に決めるルールはいくつも存在しますよね。


親が先走って決めてしまうと、子供は失敗した時親のせいにしますが、子供自身が考えて決めたルールに関しては、失敗した時、

「次はどうしたらいいだろう?」

と考えやすくなります。

ただ、この思考は、親の言動や態度で大きく変わってきます。


子供が、自分で決めたルールに沿って行動して失敗した場合に、親は決して

「やっぱりそれじゃできないじゃない。」と子供をディスってはいけません。

子供が自分で自分のルールを決めるという行為をしたこと自体が、成長の証です。

大人でも、自分で決めたことが途中でうまくいかず軌道修正するということはよくあることですし、それはどんなに頭がいい学者や経営者にも起こりうることです。


それなのに、子供が失敗すると、「ほらね(私のいう通りにしないから失敗するのよ)。」と言わんばかりの言動や態度を示す人がいます。


子供にマウントとってどうするんですかって思うんですよね。

親は子供をより良い方向に導く立場です。精神年齢も子供より高いはずです。

他人をより良い方向に導くのに、自分も同じ立場に立ってマウンティングするようでは相手は行き詰まってしまいます。


例えば、会社で上司に

「吉田さん、次のプロジェクト、あなたのやり方に任せるよ。よろしくね!」と言われて、

「やった〜!でも緊張するなぁ。」なんて思いながらチャレンジしてみて、思うような成果が出なかったとします。

そんな時に、上司から、どっちを言われたいかってことです。

「君を信じた僕が間違ってた。やっぱり君のやり方には無理があったね。」と言われたいのか、

「そうか、今回のやり方は思ったような成果が出なかったんだね。どこをどうしたら次上手くいくかな?」

100%後者の方が、俄然次は頑張るぞ!!!という気になりますよね。


子供は尚更です。自分で決めたことが上手くいかなかった時点で、親に何か言われる・・・という恐怖心を抱いている場合は更に、厳しい言葉をかけられると心が折れてしまいそうになります。


親が小言を我慢していたのに、もしゲームで夜更かしして朝起きれなかったり、成績が下がったりした場合は、

「ほらね。」と言うのではなく、(言いたい気持ちは分かりますw)

「何が原因だったんだろうね?」と普通に質問してみましょう。この時、目に怒りが現れていると、尋問になってしまうので、ゲーム感覚で、(この子なんていうかな?)とワクワクする気持ちが持てると効果抜群だと思います。


「勉強時間が足りなかったんじゃない?」とか余計なことは言わずに、子供が自分自身で原因を見つける手伝いを、質問形式でしてあげるという感覚ですね。


大抵の場合は、子供自身が、「やばい!」と心の中ですでに思っていますから、そこで親から優しく対応されると、ホッとするし、心を開こうと思ってもらえやすいと思います。(今一度さっきの上司と吉田さんの例を思い出して自分に当てはめてみてくださいね)。


「私の方が正しいでしょ!」とか、「親の言うこと聞かないからだよ。」とか、「まだまだだな。」みたいな態度は、無意識に、自分を高めようとする言動です。

子供の心を挫きたいのであればどんどん使うといいでしょうが、大抵の人は子供の自己肯定感を高め、自主的に行動できる子に育ってほしいと願っていますよね。


子供が自ら決めてやったことがうまくいかなかった時についついネガティブなコメントをしてしまう場合は、ぜひ、自分の心に向き合い、問いかけてみてください。


私は子供にマウントをとっていないだろうか?

自分が失敗した時、自分だったらどんな言葉をかけられたいだろうか?


子供が継続して自主的に自分の生活を正していくこと=子供の成長です。

でもそれは1日にしてならず。ましてや、それを親が妨害するようでは、自主的に挑戦しようという心はなかなか育たず、もしかすると後退してしまう恐れすらあります。


そもそも、人の失敗に対して「だから言ったでしょ。」などと発言する人の話など、自分だって聞く気にならないですよね。だから、相手が自分の子供であっても、それは、もう言うのはやめましょう。単純に、人として、イケてない発言ですから。


もし言っちゃうのであれば、芸人さんのツッコミみたいに、明るく言ってくださいね。


子供は、親が自分の正しさを証明するための道具ではないのです。自分に自信がない人ほど、子供に対しても、このような言葉を使ってしまいがちなので、先ほどから書いている通り、まずは自分自身と向き合ってみることをお勧めします。


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12月は、以下のテーマでMama Cafeを開催予定です。

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12月1日(水)10時半~12時 

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子供のためにあれもこれもしてあげたいという気持ちが募り、空回りしてしまったり、子供との関係がギクシャクしてしまったり、何かわからないけどモヤモヤ、焦る気持ちがあったり・・・そういう時は、一度自分の気持ちを口に出してみて、他の人の話を聞くことで、自分が本当に不安に思っていることは何なのかが見えてきます。根本的な不安要素を見つけると、生活の中での対応の仕方も変わってくると思います(^ ^)

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12月9日(木)22時~23時半

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ついつい感情的に子供を叱ってしまう。そんな体験は誰でもあると思います。ただ、毎日、ずっとだと親も子も疲れてしまいますよね。自分の心を楽にするためにも、具体的にどうやって感情のコントロールをしていけるかについてお話ししましょう(^ ^)

【年長さんの就学準備において親ができること】

12月7日(火)11時~12時半

12月16日(木)11時~12時半

この時期、小学校受験の話題は多いですが、お受験関係なく、小学校に行くとガラッと環境が変わります。「ワクワクドキドキ」のいい面もある一方で、いきなりガラッと環境が変わることで適応が難しい子もいますよね。特に、保育園から小学校となると環境の変化も大きいと思います。この月齢の子どもたちが、何ができて何ができないのかを知っておくことで、できないことに対して不要な小言を場当たり的に言わずに済みます。就学を控えているお子様がいらっしゃるお母様におすすめです♪

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今日の話はタイトルのままですが

最近よく『子供をなるべく褒めるようにしています。』というお母さんが増えたように思います。

確かに、子供を褒めるって大切なことです。

ただ、人を褒める行為の裏に、何か別の意図があるって、何か違うんじゃない?と私は思います。

◯◯な人間になって欲しいから褒める。

これって、

何か質問ある時だけ連絡してくる『友達もどき』

に似てるなぁと思います。

結局は自分の要望のままに育って欲しいから、その手段として子供を褒めるのであれば、それってそこに愛はあるのでしょうか?

大人になって、おべっかで褒めてくる人ってだいたい分かりますよね?

子供の自己肯定感(self esteem)が育つ為には、親の共感が子どもに伝わることが大事だと思います。

よい成績を取った時だけ褒める、人と比べて褒める、では、子供が、常に自分には何か足りないのだというメッセージを受け取ってしまいます。

先日、娘が自分の言葉で私の意見に反論してきた時、めちゃくちゃ感動して褒めまくりました。

一見、親に逆らう、という、『すべきではないこと』に思われるかもしれませんが、子供の成長が感じられて、本当に嬉しかったので、そう伝えると子供もまた、嬉しそうでした。

子供のいいところがなかなか見えない、ついつい批判してしまう、という人は、まず自分自身がどんな環境で育ったかを振り返ってみるといいかもしれません。

他人への興味関心があるか、思いやる心があるかは、自分自身に自信があるか、自分のことをありのままに愛せているかによって変わってきます。

子供のちょっとした成長には心動かない、という場合は、親の方のコップが欠けていて、水が隙間から滲み出ている状態なのかもしれません。コップが満たされていると、他者への賞賛の気持ちや感謝の気持ちって、自然に溢れ出て、言葉にしたくなるものです。

もちろん、疲れていたり、別のことをしてる時に子供達がワーワー同時に話してきたりすると、全てに心から共感!ってわけにはいかないので、そういう場合は、そのまま正直子どもに伝えてあげるといいと思います💡

『ごめんちょっと今別のことしてて、集中出来ないんだけどさ、◯◯ちゃんの話ちゃんと聞きたいから5分持ってくれる?』

と話して、時間があいたら、短時間でも、耳を傾けてあげると、子供は満足しますよね😊

単なる口だけの『ちょっと持って!』とか『今忙しい!』は、自分でも、言われたら悲しくなりますよね🥺

やっぱり、子どもをどう育てる、ということを考えるよりも、

自分がどう生きるか

自分の心をどう育むか、守るか

を考えて行動する方が、周りの人にも優しくなれたり、落ち着いて対応出来たりと、いい結果に繋がりやすいんですよね。

自分が、子どもに対して口先だけの返事が増えたなーと感じたら、それは、自分の心に余裕がないサイン。

日中や子供が寝た後など、me time(自分時間)を作って、気持ちを書き出してみたり、やりたい事を思い浮かべてみたりと、自分と向き合う時間が作れるといいかなと思います😊


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先日の投稿では、人間本来の脆弱性やもろさを知ろうという話をしました。

脆弱性と向き合うとこは、自分自身と向き合う上での第一歩ですが、それには続きがあります。

人間は弱いからこそ、古い昔からコミュニティを築いて生きてきました。どんな時代であっても、どんな国であっても、人間はコミュニティを形成して生存しています。

人間のコミュニティのバランスが崩れるのは、人間の弱さを認めようとしない、自分の力や正義を誇示しようとする人が現れた場合です。

自分自身の脆弱さを知っている人がリーダーになると、その人は周りの人たちの力を借りて組織を健康に保とうと努力するので、そのコミュニティは完全に保たれていきますが、自分は一人で何でも出来ると思い込んだ指導者の場合、上下関係に圧力が加わるため、その人の元で働いたり活動したりするのはとても大変です。

脆弱さを知る、というのは、ただ自分の弱い部分を見てネガティヴになるのとは違います。むしろその逆なんです。

新訳聖書には、こういう箇所があります。
コリント人への第二の手紙 12:9 
ところが、主が言われた、「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる」。それだから、キリストの力がわたしに宿るように、むしろ、喜んで自分の弱さを誇ろう。

自分自身が、自分以外の力によって生かされている存在であると知ると、おのずと感謝の気持ちに満たされるものです。そして、感謝を持った生き方をすると、周りの人にも恵まれた人生になるのだと思います。そのような人には、窮地に陥った時にも必ず助けの手を差し伸べてくれる人達が周りにいてくれます。

自分がすごい存在であると信じ、感謝を忘れた生き方をする人からは、お金や権力、地位に応じてのみ周りがついてくるため、それらがなくなった時、気づいたら自分の周りには本当の仲間が一人もいなかった、というような話は、皆さんも聞いたことがあると思います。

自分の脆弱さを知るということの先には、自分が生かされていること、支えられていることへの感謝があるのです。

親の立場でも、子の立場でも、この意識は同等に大切ですが、まずは親が実践してみるのがよいと思います。

自分が親でいられるのも、自分がそれまで誰かに支えられ、生かされてきたからこそ。子供を育てていくのも、周りのサポートがなければ難しいですよね。

弱いからこそ、人は人と助け合って、支え合って生きていて、人は誰も1人では生きていけないのだと、まずは大人がそういう生き方をすることが、次の世代にとって、生きやすい時代を作ることに繋がるのではないかなと思います。
今も昔も、親の子に対する愛情など、変わらない事がある一方、親子を取り巻く環境はずーっと変わり続けています。

例えば、今の幼児以上子育て世代30代〜50代が子供だった頃を見ていきましょう。

現在50歳が10歳だった時、約40年前は、まだ昭和。父親が食卓につき、母親は台所に立っているのが当然の時代。子育てにおいても、専業主婦が多く、母親が子育ての負担を1人で背負っていることが圧倒的に多かったですよね。

それに加えて、ネットで買い物したり調べ物をしたりも出来ず、洗濯だって、二層式洗濯機が主流。抱っこ紐もなく、おんぶ紐は胸を圧迫するタイプのほぼただの紐。今みたいに両手が自由に使えて家事が出来る状況でもありません。とにかく、あらゆるものがマニュアルだったのですね。

では、現在の40歳が10歳だった頃、今から30年前はどうでしょう?

時は昭和から平和へと移り変わります。バブル崩壊が表面化してきて、失われた10年の始まりとも言われた時代の到来です。

ファミコンもだいぶ普及してきて、スーパーファミコンのソフトで有名なロールプレイングゲームが子供たちの間で大人気になりました。テレビもお笑いから歌番組まで、家族でチャンネル争いが起きることもしばしば。

塾に通う子供も増え始め、共働きの家庭も増えてきました。

コミュニケーションの道具に、携帯電話やPHS、ポケベルなどが加わり、親を介さない友人とのコミュニケーション手段も出てきましたね。

核家族化も進み、子供だけの時間も増えてきました。


では今の30歳が10歳だった頃、今から20年前はどうでしょう?

この頃になるともう、時代の流れはぐんと早くなり、昭和の考え方は古いと考える人たちも増えてきました。

この頃には、そろばん、学習塾以外のスイミングや英語などの習い事に通う子も多くなりましたね。

食卓にも欧米化の波が訪れ、朝食にパンやシリアルを食べる子供たちも普通に見られるようになりました。


40年前〜20年前を見ただけでも、20年間の間に大きな変化が起きていることが分かりますよね。


更にこの10年になると、それまでとはまた違った次元で目まぐるしく社会が変化してきました。

スマホやインターネットが急速に普及し、共働きの親も更に増え、高学歴競争も加速し、中高生の自殺率は増加の一途をたどります。

ここで注目しておきたい点は、この10年間、全ての自殺者の数は減少しているのにも関わらず、10代前半の自殺率は増加し続けているという点です。

2016年に289人だった小中高生の自殺数は、2020年には1.5倍以上の479人になっています。少子化は進んでいるにも関わらず、です。


これは海外諸国からも注目されていて、『異常』と見られていますが、日本人は変に慣れてしまっているようにも感じます。

原因が不明という内容が一番多いとはいえ、自殺の原因・動機では、「進路に関する悩み」55人、「学業不振」52人、「親子関係の不和」42人の順に多くなっていることは、見逃せない事実です。


更に注目すべきは、自死の原因の推移。家族間の不和を原因とした自死は、このコロナ禍で更に増加しています。

この中には明らかな虐待の環境にいる子も含まれますが、それ以外にも、「息が詰まるような環境、人間関係」の中で生活しなくてはいけない子供が家庭内で増えているとも言えます。


「子供の偏差値が〜」「将来のためには私立の方が〜」なんて言ってる場合じゃないんです。


大人たちが子供から目を背けて教育本を読み漁っているその最中で、もがき苦しみ、時には反発という形で、必死にメッセージを送っているのように思えてなりません。


時代と共にこんなに自由に、そしてモノ・情報共にすぐに手に入る時代になったのに、親たちは、30年前の価値観に囚われてはいないでしょうか?

子供にあれこれ言う前に、まず親が、自分をアップデートさせなくてはいけないのだと思います。

古いシステムのまま最新のアプリを使おうとしても、使えないのと同じで、古い価値観のまま子供にあれこれ指示を出しても、子供は親の思い通りには動かない、いや、動けなくて当たり前なのです。


たったの30〜40年間ですが、今の子育て世代の親たちが生きてきた中で、目まぐるしく時代は変化しました。親も、大変です。頭がパンパンになる時もあります。


でも、この時代の変化についていけない親たちが、今、子供たちを苦しめているのだとしたら、やはり、私たち親は、強い決意を持って、昔の価値観の自分と訣別し、子供目線に合わせて一緒に成長するべきだと思うのです。

それができて初めて、子供も親も、共に幸せな未来像を描き、それを現実のものとしていけるのだと思います。