子供の涙の理由を正しく理解する
こんにちは。
学校も保育園も、完全に通常営業という感じで、子供たちも毎日楽しんでいる様子ですが、皆様のご家庭ではいかがでしょうか?
まぁまぁ、ありますよね、グズって、
「今日保育園行きたくない〜!」と言ってみたり、
「足が痛いな〜。」と言ってみたり、
決して嘘をついているというのではなく、
感情をそのまま口にしているという感じ。
月齢が小さければ小さいほど、子供って頻繁に涙を流しますよね。
うちの子も、小学生はほぼほぼ泣きませんが、
保育園組の二人は、1日に一回は何らかの理由で泣いています。
子供が泣いた時、さまざまな対応の仕方があると思いますが、
子供の涙の原因を知ると、対応の仕方もブレずに済むんです。
子供の涙の原因は大きく分けて二つ。
1つは、泣くことで感情を放出している時。
もうひとつは、泣くことでメリットを得ようとしている時。
泣くことで感情を出している場合は、大いに構ってあげましょう。
兄弟喧嘩で叩かれて痛い時や、塗り絵が上手く塗れなくてイライラして泣いてしまった場合など、寄り添って、よしよし、と抱きしめて話を聞いてあげたり、一緒にやろうか、と声をかけてあげたりすると、子供の心が満たされていきます。
泣くことでメリットを得ようとしている時とはどんな時かというと、
例えば、分かりやすい例で言うとスーパーでお菓子を買ってほしくて足をジタバタさせて泣いたりする場合ですね。
ここでの涙に親が屈して、かわいそうだから、とか、うるさいからという理由で子供が要求しているものを与えると、
親子の立場が逆転し、子供が泣くことで親をコントロールしているという構図が出来上がります。
泣くことで、子供はお菓子を手に入れたかっただけで、悲しみを放出させていたわけではないんですね。
ですから、このような場合は、子供の要求にそのまま答えたり、あたふたするのはNGです。
子供はよ〜く親を見ていますから、親がイライラし始めたな、と察すると、余計に泣き声を大きくして親の反応を得ようとします。
泣いても、要求するものが得られるわけではないんだということを子供に教えるのも親の役目ですよね。
暴力などにおいても同じです。
思い通りにいかなくて親を叩いたり、兄弟を叩いたりすることもあるかもしれませんが、叩くのをやめさせたいからと言って、子供の要求に応えるのは、逆効果です。
その場で諭そうとしても、子供は感情が昂り始めていますから、まずは、小さい子であれば、子供の気を逸らすことから始めてみましょう。
一瞬、「このお菓子が絶対欲しい!」というモードになっている子供でも、親の誘導次第では、次の瞬間に全く別の方向を向いて親のカートを引く手伝いをする係になっていたり、頼んだ牛乳を取ってきてくれたり、親も子も不快な気持ちになることなく次に進むことができます。
実は、この「泣くこと」、を人をコントロールする手段として使う癖がついたまま大人になると、知らず知らずのうちにそれを周りの人にも使ってしまうケースが多々あるんですよね。
1番タチが悪いのが、親が子供に対して使う場合です。
子供が自分の思い通りに動いてくれない時に、叱ったり喧嘩になったりするのはまだだいぶマシだと思います。
ここで、特に母親に多いのが、
「お母さんのせいであなたはそうなってしまったのね。」とか、「そんな子に育てたつもりはなかったのに・・・。」とか、「裏切られた気分だわ・・・。」
とか涙ながらに子供に訴えかけるパターンです。
これは、悲しみの涙を放出させているわけではなく、悲しむ自分を見せて相手をコントロールしようとしているんですよね。
男の子は比較的、「何泣いてるんだ?」みたいに思える子が多いですが、女の子だと、結構ずっしり受け止めてしまう場合が多いんですね。
なんか、絶対親の方が間違ってるという自信があっても、親に泣かれると、心の中に、罪悪感が生まれてしまったり、かわいそうで結局親のいう通りにしたり、「お母さんを泣かせるなんて自分はダメな人間だ・・・」と感じてしまう子もいます。
いわゆる卑怯な涙、人をコントロールするための涙には屈しないことを、親子の共通認識として貫くことが、自分の感情を上手くコントロールできるようになるための一つの鍵になるのかなと思います。
もしこれを読んでいるママの中に、あ〜自分こういうことやっちゃってるな〜と思う方がいたら、ちょっと立ち止まって、なんで自分はそういう考え方になっちゃったのかな〜?って振り返ってみてくださいね。
もし自分自身も親からそういう風にコントロールされてきたのであれば、自分の意志だけでその「呪縛」から抜け出すのってなかなか難しいですよね。
定期的に開催する、Mama Cafeにぜひ参加してみて、ざっくばらんに、お話しする中で、少しずつ自分自身と向き合っていくことができます。
1月はもう後半に入ってしまいましたが、26日に一回開催予定です。オンラインですので、マスクをとって、リラックスしてお話ししましょう♪石田メソッドをもとに、親の感情のコントロールの仕方について学びましょう。
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