メタ認知能力

最近よく聞くようになった言葉だと思いますが、メタ認知とは、簡単に言うと「自分を客観的に認知する能力」です。

日本とアメリカで生活してみて、大きく違うなと感じたことの一つに、メタ認知能力の高さがあります。

日本では幼少期の子供や小学生に対して自分のことを客観的に見たり分析して先の動きをコントロールする練習なんて、やらないですよね。

今でもまだ学校という社会の中では右にならえが基本で、個々人が自分を見つめ、自分のことについて分析する時間なんて取ってはもらえません。

アメリカでは、場所によってバラツキはあるかもしれませんが、基本的に幼少期からメタ認知を高めるような会話の仕方や教育環境が整っているように感じます。

先生からの評価だけでなく、生徒が自分を評価したりしますし、生徒が先生を評価したりもします。

それぞれに違った考え方があるよね。
君はそう感じるんだね。私はこう感じるよ。
では次どうしようか。

そのような会話が日常的に小さな子ども相手でも繰り広げられているのね、子供達は自然に自分の意見をきちんと持つようになり、自分や他人を客観的に見て発言する癖も付いてきます。

日本では、そもそも自分を客観的に見て自分のことを判断し行動することよりも、回りに合わせて動くことが美徳とされていました。

21世紀に入ってもその風潮は変わらず残っていますが、少しずつ変わってきているかなとも思います。

子供と触れ合う中でメタ認知機能を高めるためには、ある程度の時間を一つの会話で費やすことが必要になるため、時間がない親はついつい後回しにしがちですが、日常の雑談に時間を割くだけで、その能力は上がると実感しています。

メタ認知能力を上げるぞ!と思ってやっているわけでは全くなかったのですが、子供達の成長過程を振り返ってみると、やはり雑談が大きな要素の一つだったのではないかなと思うのです。

子供が学校での出来事を話してきた時、どんな気分だったかとか、何故そう思ったのか、友達と逆の立場だったらどう思っていたと思うか、など、正解のないことについて話を深掘りすると、子供は話しながら自然と客観的にその時の自分の考えについて振り返る癖がついてきます。

幼児期には小学受験、小学生期には中学受験の事などで悩まれることもあるかもしれません。でも長い目で見ると、子供が自分のことを客観的に自分で見ることができるようになる練習というのはとても大切で、5教科の勉強ではなく、親子の雑談の中で養われるものかもしれません😊




自分は今どんな子育てをしているのか、自分自身ではなかなか気づかないことも多いです。
Mama Cafeでは、他のママたちの話も聞きながら、自分のモヤモヤをシェアしたり、体験をシェアしたり、毎回1つのテーマに沿ってゆる〜くお話をして、また新たな気持ちで子供に向き合えるようになる楽しい会です。
それぞれ違う場所にいながらオンラインでも参加可能ですので、どうぞお気軽にご参加くださいね(^_^)
10月12日(火)13:00~14:30 子供が親の思い通りにならない3つの理由
10月21日(木)13:00~14:30「叱り続ける人が知らない5つの原則」
10月26日(火)13:00~14:30 心が折れない子になるアプローチ
公式LINEアカウントからのお問い合わせ、ご相談も受け付けています。英語に関して、子育てに関して、どうぞお気軽にご連絡くださいね(^^

Vision English

英語を学びながら、海外の子育て法についても学んでみませんか? 典型的な日本の家庭で育ち、圧に耐えられず米国の大学に編入し、卒業後は海外の様々なメディア通訳、コンサル業を経て今は3人育児中です。 海外生活での経験や、コーチングスキルを交えながら、ママが自分自身と向き合い、結果的に腑に落ちる状態に辿り着けるようサポートします。

0コメント

  • 1000 / 1000