習い事は、誰のため?

最近、子供達は幼児期からたくさんの習い事をすることも珍しくありません。

0歳から学習塾に通っている子もいるほどで、子供の教育に熱心な親が増えたと言えると思います。

うちも長女は保育園の年中からピアノ(保育園に先生が来てくださるスタイル)、今は加えてバレエも習っていますが(安い教室発見✨)、両方とも、本人が習いたいと言って始め、今も続けています。練習も自主的にしています。


最初はスイミングもしていましたが、やってみたら苦痛で辞めたいと言い、その後も2回は頑張って続けてみましたが、プールサイドで嘔吐したのを機にきれいさっぱり辞めました。 


今でも学校の授業で他の子に比べて泳げないと自分でも言っていますが、だからと言って習いたいかというと、そうではないみたいです。


上手く泳げないことで、焦る親もいるかもしれませんが、個人的には何の問題もないと思っています。


アメリカの大学の時体育の授業で水泳もありましたが、いつもサッカーなどスポーツ万能のケニアから来た男の子が、水中ウォーキングから始めていたのを見た時は衝撃でした。でも、特段それについてバカにする人もいませんでした。本人は単位のため努力はしていましたが、泳げないことを恥じている様子もありませんでした。


特に経済的に余裕がある親は、子供に色々習い事をさせたがりますが、最近気になるのが、「子供の面倒を見きれないから習い事に行かせる親」です。


中には小1から月〜日まで毎日習い事の子もいます。


学校の後そのまま習い事に行き、土日も朝から習い事に行く子は、いつ親と密に関わるのでしょうか。

別に、習い事を否定するつもりは一切ありません。

子供がやりたくてやっているのであれば、私もできる限り、習い事は挑戦させたいと思っています。


ただ、習い事の大前提として、「子供本人が楽しんでいるか」が大切だと思います。


特にスポーツ系の習い事だと、過酷で辞めたくなることもあると思いますが、それでも、子供本人が悔しい、もっと上手くなりたい、と思っていれば、続けたがるでしょう。(時には、もう嫌だ〜と言うことはあるかもしれませんが。)


習い事が、親の育児放棄の方法になっているかもしれません。お金をかけて、「子供のため」になることをしているのだから、と正当化もしやすいのです。


たまにでいいので、子供に「○○どう?」と聞いてみるといいですね。


「ホントはね、あんまり○○好きじゃないんだ」と言うことも、あるかもしれません。


親は、子供の本音をいつでも受け止められる存在でなくてはいけないし、逆に、親がそうしてあげられない場合、子供はストレスを抱えながら無意識のうちに外部にそれを探し始めます。結果として、本来望んでないような親子の信頼関係になってしまうことも多々あります。


ですから、英語を教えている身でありながら、幼児期から英語を習わせたい、と言う保護者の方には、私は実は英語を習うことを積極的に勧めていません。特に言語の場合、なぜその言葉を話す必要があるのか、本人が理解したり希望しない限り、上手くなることはありません。親の都合で英会話を習わされて、英語そのものが嫌いになる子も多いです。


習い事を、親から勧める時は、ぜひ、存分にお子様の意見を聞いてみてくださいね。習いたくて英語を習っている子は、本当に目をキラキラさせてお話ししてくれます✨

Vision English

英語を学びながら、海外の子育て法についても学んでみませんか? 典型的な日本の家庭で育ち、圧に耐えられず米国の大学に編入し、卒業後は海外の様々なメディア通訳、コンサル業を経て今は3人育児中です。 海外生活での経験や、コーチングスキルを交えながら、ママが自分自身と向き合い、結果的に腑に落ちる状態に辿り着けるようサポートします。

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