子供のできないことを探さない
先日のこと。
娘がリップスティックに乗っていたので、「ママも乗ってみようかな〜。」と言ってチャレンジしてみました。
もちろん私は全く進めず(笑)
「もう無理〜!」と言ってすぐ諦めた私に、
娘が一言
「でも最初ちょっと乗れたからすごいじゃん!」と言ってくれました。
まず、そんな優しい言葉をかけられたことを嬉しく思う反面、自分だったらどんな声かけをしていたかな〜と振り返りました。
「立つ時のバランスが悪いからじゃない?」とか、「すぐ諦めちゃだめよ。」とか言ってしまっていたかもしれないなと思いました。
自分が挑戦していることや取り組んでいることに対して、いきなり助言されたり、指導したりって、気分がいいものではないですよね。
他人の子供だったら言わないことでも、自分の子供に対してはついつい指摘多めになってしまったり、小姑化してしまっていないでしょうか?
よくよく観察していると、子供たちの中でも、すぐ人に対してダメ出しをする子と、逆によかった点を見つけて褒める子の2パターンいることがわかります。
他人のミスを笑う子と、励ます子の違いはどこにあるかというと、やはりその原点は家庭環境にあると思います。
普段ダメ出しばかりされている子は自分に自信がなく、自己肯定感も低い子が多いです。自分に自信がないと、自分よりできない子を見つけてダメ出しすることで、無意識に自分の自己肯定感を上げようとしてしまいます。
逆に、普段から励ましの言葉を受けている自己肯定感の高い子の場合は、他人のミスに関しても寛容でいられる子に育つでしょう。
ある程度の年齢からは、家庭環境だけでなく学校やその他の環境要因もあるでしょう。でもその時点ではすでに他人に対してどのように接するかという根本的な心の面はある程度出来上がっているため、思春期になって親がそのことを指摘したところで、逆に反発を受けてしまうという負の連鎖につながりかねません。
だからこそ、幼い頃から子供の粗探しをせず、いいところを積極的に見つけていくことは、私たちが思っている以上に重要なことと言えます。
できないことを見つけるのは、対象年齢が小さければ小さいほど簡単です。だって、できないことの方が多くて当然なのですから。
その分、一つ一つの出来事に対するチャレンジ精神だったり、勇気だったりも、大人から見たらちょっとしたことでも子供にとってみたらとても大きなものなのです。
ダメ出しをしてしまいそうになった自分に気づいたら、そこで一度立ち止まってみましょう。一度その場から離れるのもいいかもしれません。
そして、何より、親自身が、自分に対してもダメ出しをしてしまっていないかどうか振り返ってみましょう。そして、自分に対しても、ポジティブな声かけをしてあげましょう!
ママが毎日を心から楽しむことが、子供の笑顔につながります。
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