いい子ってどんな子?
うちの子達、保育園から帰ると、隣近所にいるおばあちゃんたちに大きな声で
「ただいま〜!」と挨拶します。
すると、おばあちゃんたちはニコニコしながら
「おりこうさんねぇ」
「いい子ねぇ」
と言ってくれます。
こういう時に使う
「いい子」
には違和感感じないのですが、
否定的にこの言葉が使われる時には、すごい違和感を覚えます。
「もう全然いい子じゃない!」とか「おりこうさんにしないと〜〜あげない/させない!」
とか。
いい子ってそもそも、「いいことをする子」という、肯定的な言葉だと思うんですよね。
決して、「親の言う通り」に動く子がいい子じゃないですよね。
もし親の言う通りにしか動かない子が「いい子」だとしたら、その子はもう子供じゃなくて、
お母さんのお腹の中にいる「胎児」と同じ状態じゃないでしょうか。
お母さんが行くところにだけ行って、お母さんの思い通りに動いて、お母さんが与えるものだけを体に取り込んで・・・・
いつになったら「子供」になれるんでしょう。
いい子に育てる方法、っていくつもあって、また、正解も一つじゃないと思うんですが、個人的には、
「親自身がして見せること」かなと思います。
親が普段ガミガミ言ってるのに、子供にだけ「優しくしなさい」とか、理不尽だよなぁと思うのです。
悪いことをしたからと子供を叩くのに、子供がお友達を叩いたら、またそれに対して怒って叩く、はただ悪循環を生むだけで、子供にとっては結局何がどうして悪かったのか分かってないのできっとまた同じことを繰り返します。
いい人間に育てるためには、親もまた、いい人間でいる努力をすることが不可欠ではないでしょうか。
自分にとって、どんな「いい子」に育って欲しいのかをリスト化してみて、
自分はそれらが日常的にできているのかを、親自身が振り返ってみることも、子育てのヒントを見つける良い機会になると思います。
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新約聖書の中で、姦淫の罪を犯した女にパリサイ人たちが石を投げる場面があります。イエスはそこで、「 あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」と言います。
聖書で言う「罪」は人間全員が生まれながらに抱えている罪です。
特段法に触れることをしたことがないから「罪を犯したことがない」とは言えないのです。
人の過ちもまた赦すことができる姿を見せることで、子供も、赦すことができる人間になってくれると思います。
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